ゾンビアイドルと溺愛同居

俺は別に、冗談で言っただけで……


「私のことは
 嫌いになってくれてもいい。

 でも、りんご飴は嫌いにならないで。

 一緒に食べた小3の時のまま
 大好きでいて。

 だって狂くんが私のせいで
 りんご飴が嫌いになったら

 私が狂くんの大好きなものを
 奪っちゃったってなったら

 小3の時の私の初恋が

 思い出すだけで心が引きちぎられる
 辛い過去に書き変わっちゃうから」



純恋は入院着の袖で涙をふくと

部屋に飾ってあるカレンダーをチラっ。

さっとベッドから降りた。
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