ゾンビアイドルと溺愛同居
私は一生、恋なんてしないって決めていた。
元カレに裏切られたのが、辛すぎたから。
推しは神様。
推しと恋愛なんてダメ。
これも自分に、きつく言い聞かせてきた。
それなのに
いつの間に変わっちゃったのかな?
狂くんへの想いが
『アイドルとして好き』から
『一人の男性として好き』という恋愛感情に。
今更、大好きの感情は捨てられないよ。
だって、狂くんの甘い声も
王子様っぽい笑顔も
包み込んでくれる温もりも
忘れられないんだもん。
狂くんを五感で感じるたびに
幸せでたまらなかった記憶は
消えてくれないから。