ゾンビアイドルと溺愛同居



「配達完了っと」


嬉しそうに、声をジャンピングさせたお兄さんは


「困ったことがあったら、これを読んでくださいね」


分厚い冊子を、私に突き出してきた。




ついつい、手に取っちゃったけど……


この冊子のタイトル、おかしくないですか??



「あの……
『飼育説明書』って書いてありますけど……」



ジャンボすぎる箱の中身

動物だったりする??



「心配しないでくださいね」


「えっ?」


「こいつねぇ
 最初は凶暴かもしれないですけど

 なつかれたらもう、可愛くて可愛くて
 たまらなくなっちゃいますから」


< 4 / 480 >

この作品をシェア

pagetop