ゾンビアイドルと溺愛同居


「だから、狂夜なんて
 どうでもいいって言ってるだろ!」


「照れで吠えるとこ、可愛い」


「すぐ俺を年下扱いしやがって。

 年中にんまりサンタの
 バーカ、バーカ、バーカ!」



私の目の前。


自称宇宙人と自称サンタクロースの

甘噛みのような論戦が続いている。


どこに連れていかれるか

わからないし。

狂くんに会う勇気も、覚悟もないし。



私は今のうちに

静かにベッドから降りて……

この部屋から逃げ出して……

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