ゾンビアイドルと溺愛同居


ソファにうつぶせになったまま

クッションにさらに強く

顔を押し当てる。


総魔が俺をスルーするように

寝たふり続行してみたけれど……



あれ? 予想外。

何も言ってこない。


俺が寝てるって

思い込んでくれたのか。




「あっ、もしもし~」


総魔が誰かに、電話を掛けだした。


良かったぁ。 

俺に害はなさそうだ。


絶対魔王からのメンタル撃墜は

なんとか免れた。ラッキー!



ホッとして、寝たふりを続ける俺。


安心したはずだったのに

総魔が話している電話の内容が

耳に飛び込んできて

一気に、俺の平常心が乱れだす。

< 420 / 480 >

この作品をシェア

pagetop