ゾンビアイドルと溺愛同居
「まぁ、これを考えたのは
俺じゃなくて明日翔だけど。
そうでしょ? 意外でしょ?
明日翔は怒鳴りまくって
相手を責めまくる奴だけど
実はメンバー想いなんだよね。
ん? もう夜だし
近所に迷惑かかるからムリ?
大丈夫だって。
俺、シールド張っちゃう。
野球場を隠して
音漏れしないようにするから。
なっ、お願い!
若者が政治に興味が持てるような曲を
狂夜に作らせて
みんなで選挙に行こうライブ!
するからさ」
また総魔は俺に断りもなく
曲を作る約束なんかしちゃって……
「えっ?
もう野球場借りる許可が取れた?
さすが日本のトップ。
仕事早っ!
そっかそっか
有能な秘書さんのお陰か。
秘書さんにもお礼言っといて。
今度ハグしてやるからって。
わかってるよ。
俺たちの正体が一般の人に
バレないようにする。
んじゃ、またな。
おっちゃんも、体気ぃつけて。
この国のために
身を粉にして働けよ!」