ゾンビアイドルと溺愛同居
キュン死を悟った私。
生命維持のため
慌てて狂くんの腕の中から
逃げ出したんだけど……
ゴロンと転がった先は、予想外の無で。
敷布団は無いエリアで。
「ひゃぁぁぁ!
痛っあぁぁ……」
膝くらいの高さのベッドから
私は転げ落ちてしまった。
床に強打した、私の右腕。
ジンジンと激しく痛みだす。
夢の中でも、痛みは感じるんだ。
私は寝ぼけながら、右腕をこすこす。
その時、ベッドの上から
心配そうな声が降ってきた。