ゾンビアイドルと溺愛同居


キュン死を悟った私。



生命維持のため

慌てて狂くんの腕の中から

逃げ出したんだけど……



ゴロンと転がった先は、予想外の無で。

敷布団は無いエリアで。


「ひゃぁぁぁ!
 痛っあぁぁ……」


膝くらいの高さのベッドから

私は転げ落ちてしまった。




床に強打した、私の右腕。

ジンジンと激しく痛みだす。



夢の中でも、痛みは感じるんだ。

私は寝ぼけながら、右腕をこすこす。



その時、ベッドの上から

心配そうな声が降ってきた。

< 52 / 480 >

この作品をシェア

pagetop