運命に出会いました!〜年下令嬢は魔術師様を熱愛中〜



はわわ、と頬に登る熱を誤魔化すように両手で顔を抑える。ちらりと見ればかの人も頬を染めて恥ずかしそうに目を伏せているではないか。やだ、自分で言って照れているグラナティス様かわいすぎる!!!



「それに、大切なグレイスには皆にちゃんと祝福されて結婚したのだとわかってほしいから、ちゃんと順番は守らないとね」


「グラナティス様がそう仰るのならば!!!」


「うん。女々しいと思われるかもしれないけれど……愛する人との結婚式なんて私には一生縁のないものだと考えていたから、準備をするのも、正直とても楽しいんだ」


「きゃあぁぁぁっ!!!!!」



もうもうもうもうっ!!!しゅきぃっっっ!!!!!!


やだやだ、グラナティス様ったらそんなことを考えていたの?!大切ですって!!愛するですって!!!わたしのために順番考えてくださっていたのですって!!!!!これ以上好きにさせていったいどうするつもりなのです?!??!


しかも会うたびにキラキラと幸せそうに微笑んで下さるし、今みたいに素直な愛情溢れる言葉も伝えてくださるし、わたしとの式のことで控えめながらもわくわくそわそわした態度も見せてくださるし!!!


あぁあぁぁっ、もうしあわせすぎる!!!!!!!!





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