運命に出会いました!〜年下令嬢は魔術師様を熱愛中〜
「うん、わかったよ。それに私も、グレイスに贈り物をしたいから」
「ありがとうございます!」
「……こちらこそ、ありがとう」
ほわり、と微笑みながら何故かお礼を返されたことに首を傾げつつ、まだ見ぬ愛の証に心臓を高鳴らせる。
ずっと憧れていたものが大好きな人から贈られるなんて、わたしはなんて幸せものなのだろう。
「グラナティス様、大好きです」
「………うん。私も、グレイスのことを愛しているよ」
照れ混じりの幸せそうな笑みが愛おしくて、にっこりと笑いながらかの人に抱きつけば、驚いたように目を丸くして楽しそうに声を上げて笑う姿に心の底から幸せだと思った。
貴方はわたしの運命の人。
きっとわたしは何度だって貴方に惹かれて恋をする。だからもう返品不可ですから、これからもずーっと一緒にいてくださいね!
fin