(旧)この青く澄んだ世界は希望の酸素で満ちている
より深まる絆
約束
空澄の家に泊めてもらってから一週間が経った。
今はご飯を食べ終え、食器洗いをしている。
実は。
一週間前、初めて空澄の家に泊めてもらった日に空澄は私に『何もしなくてもいい』と言ってくれていた。
だけど、それではあまりにも空澄に申し訳ない。
空澄にお世話になっているのに何もしないということは。
なので空澄に頼んで家事の一部を手伝わせてもらうことに。
私が手伝う家事は。
食器洗い、私が貸してもらっている部屋の掃除、浴室の掃除、洗濯。
洗濯は自分が着ている服やパジャマなど、それから使わせてもらっているシーツなど。
本当はもっとたくさん手伝いたい。
だけど、この家は自分の家ではない。
なので、あまりやり過ぎるのもズカズカと入り込み過ぎてしまうのではないか。
そう思うと、少し遠慮をしてしまうところもある。