(旧)この青く澄んだ世界は希望の酸素で満ちている
* * *
放課後。
今、私と真碧さんたちはカフェにいる。
私としては話をする時間はかからないから教室でいいと言ったのだけど。
真碧さんたちが、十日ぶりくらいに私と会えたからカフェでお茶しながらがいいということになり、そういうことになった。
テーブルにはそれぞれの好きな飲み物が置かれ。
まずは私や真碧さんたちは飲み物を一口飲んだ。
飲んだ瞬間、真碧さんたちは「美味しいね」と言って頬を緩めている。
飲み物を飲んで落ち着いたところで。
「今から話すことなんだけど」と真碧さんたちに言った。
真碧さんたちは私の言葉に「うん」と頷いて私の方を向く。
真碧さんたちの視線が一斉に私の方に向き。
一気に緊張が高まる。
そのせいで喉がカラカラになってくる。
このままでは話すときに声を出しづらくなってしまう。
そう思い、飲み物が入っているグラスを手に取り飲み物を一口飲んだ。
水分が喉に染み渡っていく。
それと同時に緊張も少しずつ治まってくる。
そのとき「ふぅ」と小さく息を吐いた。
そして——。
「……もしかしたら……」
始める。
話を——。