虹色の恋

「え?!何いきなり…」

「だって千夏の口から隼人くんの話とか聞いた事ないんだもん」


確かに…。
里奈に自分から隼人の話をした事は一回もなかった。

「そんなの話す事でもないじゃん…」

「普通のカップルならちょっとぐらい名前出るでしょ!っでどうなの?」

「う―ん…どうなんだろうね」


私は誤魔化すように答えた。

「え―っ!!好きだから付き合ってんでしょ?」


・・・。
里奈様には敵いませんね…。


「まあ…そうだけど」

「おお!やっと素直になったか」

里奈がニコニコしながら言う。


「もう!そんな事はいいから早く寝るよ!」

里奈に枕を投げた。


「は―い(笑)おやすみ」

「おやすみ」


部屋の電気を消しベッドに入る。


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