虹色の恋
授業が終わり誰とも帰る気がしなかった。
1人になりたかったんだ。
家に着いてベッドに倒れこんだ。
食欲もなくご飯も全然食べれなかった。
何をこんなに迷ってるのか自分でもわからなかった。
昨日あんまり寝てないせいか今頃になって眠気が襲ってきた。
「今日は早く寝よ…」
そう思い寝る準備をしていると携帯が鳴った。
私は嫌な予感がした。
携帯を開くと…
やっぱり隼人だった。
しかもメールじゃなく電話だ。
私は出るか迷ったけど悪いと思って電話に出た。
「ちょっと今いい?」
隼人が聞いてきた。
「…うん」
凄く気まずい空気だった。
「やっぱり返事聞かせてほしいんだけど…ダメかな?」
隼人は申し訳なさそうに聞いてきた。
「ごめん…もう少し考えさせて」
「そっか。そうだよな…わかった。てか今度会えないかな?返事直接聞きたいから…」
隼人の何気ない言葉に驚いた。
「うん…。わかった。またメールするね」
「おう!!じゃあな」
こうして電話を切った。
携帯を閉じベッドに寝転んでいた私はいつの間にか夢の中だった。