虹色の恋
ファミレスで食べて騒ぐのは見慣れた光景だった。
ファミレスを出て近くの公園に行く。
春が終わろうとしていた夜はまだ肌寒い。
薄着をしていた私に隼人が自分の着ていた上着を渡してきた。
「お前その格好寒くね?」
「あ..ありがと…」
それを見ていた梓と雄馬がニヤニヤと笑いながらこっちを見ていた。
それからジャンケンで負けた2人がコンビニに飲み物を買いに行く事になった。
負けたのは梓と隼人だった。
梓は文句を言いながら隼人とコンビニに行った。
その間、私は雄馬と公園で待っていた。
最初は無言だったけど雄馬が喋りだした。
「隼人のプレゼント何にしたの?」
「サッカーボールのお守り…。修学旅行の時にね、見つけたんだ」
「まじで?!隼人絶対に喜ぶと思うよ」
「うん…」