虹色の恋
この時から私の中の隼人の存在は大きくなっていった。

今まで知らなかった事を知る事が出来た気がした。


後悔するかしないかなんてわからない。
未来を予想出来るわけでもなくて過去に戻れるわけでもない。

だからこそ今、目の前にある事を信じてみるのもいいのかもね…。


そう思えたんだ。



「おまたせ♪」

梓と雄馬が帰って来た。


「おかえり」

「2人で何話したの?」

梓が突っつきながら小声で聞いてきた。

「それは…内緒!!」

「何それ―」


そんな私達を見て雄馬と隼人も何か喋っていた。

そう言えば…最近喧嘩ないし仲直りしたんだ。

男ってわかんない。

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