あの日の想い出

side boy



入学式、君に出逢った日。

桜の木の下にいる君を見かけたとき、

綺麗だと想っていた。

つい話しかけてしまったんだ。

「桜、好きなの?」

君は少しびっくりしながらも答えてくれた。

「うん、好きだよ。綺麗だからね、
咲いているときも、散っているときも」

少し変わった答え方に驚いたけど、魅力的でもあった。

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