ふられんぼ
夜の8時になり デパート閉店の時間
僕は帰ろうと駐輪場へ向かった

「お疲れっ」

と 響子が後ろから僕の肩をポンッと叩いた
僕は それが響子だと すぐに分かり頬がゆるんだ

「なんだ また居たのか」

「聞いたよぉ 弘明くんから ワカメちゃんとイヤラシイ話ししてたんだってぇ?」

「ワカメちゃんて…
それも弘明から?」

「まぁね ねぇっ 久しぶりに一緒に帰ろうよ」

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