ふられんぼ
「あの時は ビックリしたよ」
と響子
「ビックリしたのはこっちだよ!
『お母さんに怒られちゃうから』
って逃げちゃうし
引き逃げならぬ引かれ逃げってー」
「だって悪いのは私の方でしょ?
お母さんの顔が真っ先に浮かんで来て
『怒られるっ』て思ったから
ほら うちのお母さん元警察官で怖いでしょ?
だから 家に帰っても その事言わなかったもん
しばらくして 先生が家に来てバレちゃったけどね
誰かさんが全部喋ったおかげでね」
「体の心配より先に怒られた?」
「あっはっはっはっ」
高笑いする響子
「そりゃ そうだよ 体なんて見りゃ分かるもの それが親の愛情なんだろうなって 今はそう思うよ 病院行ったら打撲してたけどね」
なんともまぁ サバサバしてると言うか 実に女の子らしくない
そんな所が彼女の魅力的な部分でもあった
と響子
「ビックリしたのはこっちだよ!
『お母さんに怒られちゃうから』
って逃げちゃうし
引き逃げならぬ引かれ逃げってー」
「だって悪いのは私の方でしょ?
お母さんの顔が真っ先に浮かんで来て
『怒られるっ』て思ったから
ほら うちのお母さん元警察官で怖いでしょ?
だから 家に帰っても その事言わなかったもん
しばらくして 先生が家に来てバレちゃったけどね
誰かさんが全部喋ったおかげでね」
「体の心配より先に怒られた?」
「あっはっはっはっ」
高笑いする響子
「そりゃ そうだよ 体なんて見りゃ分かるもの それが親の愛情なんだろうなって 今はそう思うよ 病院行ったら打撲してたけどね」
なんともまぁ サバサバしてると言うか 実に女の子らしくない
そんな所が彼女の魅力的な部分でもあった