冷酷・楠木副社長は妻にだけは敵わない
バレンタインデーとホワイトデーは二人だけの…♡
朱李と千鶴。
二人の誕生日は、とても近い。
朱李が2月22日で、千鶴が3月10日。
その為、二人は結婚前からバレンタインとホワイトデーも含めて、二月の月末辺りでホテルに泊まり、部屋にこもって二人だけで過ごしている。
今年は、結婚して初めてのバレンタイン・ホワイトデー・誕生日の祝いだ。
二人とも、とても幸せそうに微笑んでいた。
「楠木様。
本日から、スイートに二泊三日ですね!
お待ちしてました!」
チェックインを済ませ、部屋に向かった。
「綺麗…/////」
「だな!
ちづちゃん、スマホ!貸して?」
「ん」
二人のスマホの電源を切る。
「これで、二人っきり。
誰も、俺達を邪魔できない……!」
「━━━━━━広い部屋だね!」
「まぁな。今年は、初めての三大イベントだから奮発したんだ!」
「でも良かったんだよ?
スイートルームじゃなくても」
「ダメ!
今日は、特別な日にしたいから!」
「………朱李くん!」
「ん?」
「ありがとう!」
「おぅ!」
そして二人は、最上階のプールにいた。
温水プールがあり、スイートルームの宿泊客は自由に入ることが出きるのだ。
「フフ…なんか、不思議!
真冬にプールなんて!」
「だな!
なんか、贅沢な感じしない?」
「確かに!
ねぇ!競争しない?」
「え?ちづちゃん、俺と競争すんの?
100パー、俺が勝つよ?
大丈夫?」
「あーー!酷ーい!
じゃあ…ハンデつけて?」
「いいよ!
じゃあ…俺は、ちづちゃんの倍泳ぐ!」
「え?」
「ちづちゃんは、向こうまで。
俺は往復する。
それくらいのハンデあげるよ?」
「それはいくらなんでも、やり過ぎじゃ……」
さすがに千鶴は、朱李の顔を窺う。
「その代わり!
勝ったら、一つ!何でも俺のお願い聞いて?」
自信たっぷりな朱李に、千鶴は大きく頷いた。
━━━━━━━━
━━━━━━結果は……………
「━━━━━━━何故!!?」
「俺の勝ちー!!」
「どうして……」
「俺さ!泳ぎでは、負けたことねぇの!
これでも、オリンピック狙えるって言われたくらいなんだ!」
「そんなぁー!」
「はい、ちづちゃん!!
何を聞いてもらおうかなぁー?(笑)」
「お、お手柔らかにお願いします……」
恐る恐る、朱李を見上げる。
「この三日間……」
「うん」
「片時も、俺から離れないで?」
「………」
「………」
「……え?え?」
「ん?わかった?」
「う、うん」
千鶴は、少し拍子抜けしていた。
もっと、凄いことを頼まれるのかと構えていたからだ。
二人の誕生日は、とても近い。
朱李が2月22日で、千鶴が3月10日。
その為、二人は結婚前からバレンタインとホワイトデーも含めて、二月の月末辺りでホテルに泊まり、部屋にこもって二人だけで過ごしている。
今年は、結婚して初めてのバレンタイン・ホワイトデー・誕生日の祝いだ。
二人とも、とても幸せそうに微笑んでいた。
「楠木様。
本日から、スイートに二泊三日ですね!
お待ちしてました!」
チェックインを済ませ、部屋に向かった。
「綺麗…/////」
「だな!
ちづちゃん、スマホ!貸して?」
「ん」
二人のスマホの電源を切る。
「これで、二人っきり。
誰も、俺達を邪魔できない……!」
「━━━━━━広い部屋だね!」
「まぁな。今年は、初めての三大イベントだから奮発したんだ!」
「でも良かったんだよ?
スイートルームじゃなくても」
「ダメ!
今日は、特別な日にしたいから!」
「………朱李くん!」
「ん?」
「ありがとう!」
「おぅ!」
そして二人は、最上階のプールにいた。
温水プールがあり、スイートルームの宿泊客は自由に入ることが出きるのだ。
「フフ…なんか、不思議!
真冬にプールなんて!」
「だな!
なんか、贅沢な感じしない?」
「確かに!
ねぇ!競争しない?」
「え?ちづちゃん、俺と競争すんの?
100パー、俺が勝つよ?
大丈夫?」
「あーー!酷ーい!
じゃあ…ハンデつけて?」
「いいよ!
じゃあ…俺は、ちづちゃんの倍泳ぐ!」
「え?」
「ちづちゃんは、向こうまで。
俺は往復する。
それくらいのハンデあげるよ?」
「それはいくらなんでも、やり過ぎじゃ……」
さすがに千鶴は、朱李の顔を窺う。
「その代わり!
勝ったら、一つ!何でも俺のお願い聞いて?」
自信たっぷりな朱李に、千鶴は大きく頷いた。
━━━━━━━━
━━━━━━結果は……………
「━━━━━━━何故!!?」
「俺の勝ちー!!」
「どうして……」
「俺さ!泳ぎでは、負けたことねぇの!
これでも、オリンピック狙えるって言われたくらいなんだ!」
「そんなぁー!」
「はい、ちづちゃん!!
何を聞いてもらおうかなぁー?(笑)」
「お、お手柔らかにお願いします……」
恐る恐る、朱李を見上げる。
「この三日間……」
「うん」
「片時も、俺から離れないで?」
「………」
「………」
「……え?え?」
「ん?わかった?」
「う、うん」
千鶴は、少し拍子抜けしていた。
もっと、凄いことを頼まれるのかと構えていたからだ。