冷酷・楠木副社長は妻にだけは敵わない
「次は……こっちだな!」
もう一つの、包みを開ける。
「………」
「これ……」
「うん。朱李くんが、ずっと欲しがってた腕時計!」
「でもこれ、もう売ってないはずじゃ…」
「お店の人がね。
連絡くれたの。
発注できるかもって!
だから、頼んでたの。
……………でも良かった~、今日に間に合って!」
「これ、高かっただろ?」
「うん、まぁ…」
「ありがとう!
ありがと、ちづちゃん!」
嬉しそうに口唇を寄せ、キスをした。
「━━━━━━次は、俺だな!
こっちがお返しで、これが誕生日プレゼント!」
「ありがとう!
開けるね!
ホワイトデーから……」
丁寧に開ける。が…………
ビリッ!!!
「あ……」
包装紙を破ってしまう。
「プッ…ハハハーーーッ!!!」
横で爆笑する、朱李。
「ご、ごめん…」
「ううん!ちづちゃんらしい!」
中には、綺麗なマカロンが入っていた。
「綺麗…美味しそう……!」
「初めて作ったから味は保証できないけど……」
「え?」
フリーズする、千鶴。
「ん?ちづちゃん?」
「これ……朱李くんの手作り?」
「うん。ちづちゃん、いつも手作りのチョコくれるから。
今日の特別な日は、俺も手作りあげたくてさ」
「いただきます!」
マカロンを一つ取り、一口かじる。
「………どう?」
「ん…美味しい……!」
「良かった!」
「朱李くん、ほんとありがとう!」
そして、誕生日のプレゼント。
「あ…◯◯のお財布だぁ!」
「うん!
サイト見てたでしょ?」
「知ってたの?」
「もちろん!」
「ありがとう!」
「うん!」
千鶴はマカロンを味わって食べ、財布を抱き締めた。
「━━━━━━ちづちゃん…」
ベッドの上で抱き合っている、二人。
「ん…朱李…くん…」
「ちづちゃん、肌綺麗だよな……」
チュッ!チュッ!と啄むようなキスが、身体中に落ちる。
「ん…あ…」
「ちづちゃん…」
「ん…」
「好きだ…好きだよ……千鶴…」
「私、も…大好…き……」
「………千鶴…力抜いて…?」
「ん……
………………んんっ!!」
繋がる、二人。
「千鶴…俺を見て……」
「朱李くん…」
「千鶴の目の中に俺がいる……!」
「朱李くんの目の中にも……」
「千鶴…忘れないで…
俺はな……
千鶴がいれば、何もいらないんだ……!
この先、何があっても千鶴がいればいい……」
もう一つの、包みを開ける。
「………」
「これ……」
「うん。朱李くんが、ずっと欲しがってた腕時計!」
「でもこれ、もう売ってないはずじゃ…」
「お店の人がね。
連絡くれたの。
発注できるかもって!
だから、頼んでたの。
……………でも良かった~、今日に間に合って!」
「これ、高かっただろ?」
「うん、まぁ…」
「ありがとう!
ありがと、ちづちゃん!」
嬉しそうに口唇を寄せ、キスをした。
「━━━━━━次は、俺だな!
こっちがお返しで、これが誕生日プレゼント!」
「ありがとう!
開けるね!
ホワイトデーから……」
丁寧に開ける。が…………
ビリッ!!!
「あ……」
包装紙を破ってしまう。
「プッ…ハハハーーーッ!!!」
横で爆笑する、朱李。
「ご、ごめん…」
「ううん!ちづちゃんらしい!」
中には、綺麗なマカロンが入っていた。
「綺麗…美味しそう……!」
「初めて作ったから味は保証できないけど……」
「え?」
フリーズする、千鶴。
「ん?ちづちゃん?」
「これ……朱李くんの手作り?」
「うん。ちづちゃん、いつも手作りのチョコくれるから。
今日の特別な日は、俺も手作りあげたくてさ」
「いただきます!」
マカロンを一つ取り、一口かじる。
「………どう?」
「ん…美味しい……!」
「良かった!」
「朱李くん、ほんとありがとう!」
そして、誕生日のプレゼント。
「あ…◯◯のお財布だぁ!」
「うん!
サイト見てたでしょ?」
「知ってたの?」
「もちろん!」
「ありがとう!」
「うん!」
千鶴はマカロンを味わって食べ、財布を抱き締めた。
「━━━━━━ちづちゃん…」
ベッドの上で抱き合っている、二人。
「ん…朱李…くん…」
「ちづちゃん、肌綺麗だよな……」
チュッ!チュッ!と啄むようなキスが、身体中に落ちる。
「ん…あ…」
「ちづちゃん…」
「ん…」
「好きだ…好きだよ……千鶴…」
「私、も…大好…き……」
「………千鶴…力抜いて…?」
「ん……
………………んんっ!!」
繋がる、二人。
「千鶴…俺を見て……」
「朱李くん…」
「千鶴の目の中に俺がいる……!」
「朱李くんの目の中にも……」
「千鶴…忘れないで…
俺はな……
千鶴がいれば、何もいらないんだ……!
この先、何があっても千鶴がいればいい……」