Liars or Lovers 〜嘘つき女と嘘つき男〜
5 夢の中でも囚われて
どうしてそうなったのか、私はベッドの縁に腰掛けていた。
「美羽さん……」
拓都さんに顎を掬われ、そのまま上を向かされた。
彼の唇が、私の唇に触れる。
やめて……!
言おうとするのに、声が出ない。
彼は私の意思を物ともせず、そのまま私の口の中に自身の舌をねじ込んだ。
「んん……」
漏れるのは、嬌声。
嫌だ、違うの、やめて……。
涙すら出ない。
まるで心が別になった人形のように、私はされるがまま拓都さんのキスを受け入れ続ける。
やがて絡まり続ける舌が離れると、彼はそのまま私の首にその舌を這わせる。
いつの間に脱いだのか、取り払われた服。
下着姿になった私の鎖骨に、彼は唇を押し付けた。
それはピリっとした衝撃を残して、離れていく。
「あん……」
拓都さんは何も言わずに、ただ口角をニッと持ち上げる。
それから、両の手で私の背中をまさぐった。
さわさわと触れる彼の指先が冷たくて、身体がピクリと跳ねる。
胸の中はぞわぞわと嫌悪感を感じるのに、身体はどんどん火照っていく。
なぜか私は拓都さんの唇を欲して、自分から彼に口づけた。
もちろん、拓都さんはそれに答えるように私の口内に舌をねじ込んでは絡ませる。
その間にも彼の手は私の身体に指をさわさわと這わせ続けた。
もう嫌、やめて……。
もちろんその願いは口にすることは叶わず、彼の手により下着が剥ぎ取られた。
彼の手は執拗に私の2つの膨らみの間を行ったり来たりする。
やめて欲しいはずなのに、彼の手付きに思わず腰が動く。
拓都さんはへへっとおぞましい笑みを漏らすと、そのまま私を押し倒す。
「チョロい女」
逃げたいのに、触れて欲しい。
やめてほしいのに、行かないでと言いそうになる。
泣きたいのに、身体が火照るばかり。
全身を探るように這い回る彼の手に、もう待てないと身体が反応する。
何度か腰が動き、その度に拓都さんは満足そうに笑みを浮かべた。
「あーあ、びしょびしょ」
腿の内側から秘部に向かう手。
そのまま押し広げられたそこに指を這わせ、拓都さんはそう言った。
「いくぞ、ほら!」
一瞬で、私の中に熱いものが入ってくる。
「んああ!」
叫びにも似た声が響く。
拓都さんはニッと笑った。
「もっと叫べ。わめけ。気持ちいいんだろ?」
床ずれの音と混じり合う水音が異様に大きく響く。
「ほら、オマエも腰振れよ」
「もっとくださいって、ほら!」
怖い。
やめて。
もう嫌だ……。
心がそう叫ぶのに、私の腰はぶんぶんと動く。
「あーあー、はしたない女。欲しいんだろ? くれてやるよ、ほ、ら!」
私の中にとろりと、熱いものが流れ込む。
ピリリと電流が流れたような感じがして、身体が動かない。
なのに、拓都さんはいつの間にか服を着ていて、私に背を向ける。
「もうヤったし、興味ないから。バイバイ」
「美羽さん……」
拓都さんに顎を掬われ、そのまま上を向かされた。
彼の唇が、私の唇に触れる。
やめて……!
言おうとするのに、声が出ない。
彼は私の意思を物ともせず、そのまま私の口の中に自身の舌をねじ込んだ。
「んん……」
漏れるのは、嬌声。
嫌だ、違うの、やめて……。
涙すら出ない。
まるで心が別になった人形のように、私はされるがまま拓都さんのキスを受け入れ続ける。
やがて絡まり続ける舌が離れると、彼はそのまま私の首にその舌を這わせる。
いつの間に脱いだのか、取り払われた服。
下着姿になった私の鎖骨に、彼は唇を押し付けた。
それはピリっとした衝撃を残して、離れていく。
「あん……」
拓都さんは何も言わずに、ただ口角をニッと持ち上げる。
それから、両の手で私の背中をまさぐった。
さわさわと触れる彼の指先が冷たくて、身体がピクリと跳ねる。
胸の中はぞわぞわと嫌悪感を感じるのに、身体はどんどん火照っていく。
なぜか私は拓都さんの唇を欲して、自分から彼に口づけた。
もちろん、拓都さんはそれに答えるように私の口内に舌をねじ込んでは絡ませる。
その間にも彼の手は私の身体に指をさわさわと這わせ続けた。
もう嫌、やめて……。
もちろんその願いは口にすることは叶わず、彼の手により下着が剥ぎ取られた。
彼の手は執拗に私の2つの膨らみの間を行ったり来たりする。
やめて欲しいはずなのに、彼の手付きに思わず腰が動く。
拓都さんはへへっとおぞましい笑みを漏らすと、そのまま私を押し倒す。
「チョロい女」
逃げたいのに、触れて欲しい。
やめてほしいのに、行かないでと言いそうになる。
泣きたいのに、身体が火照るばかり。
全身を探るように這い回る彼の手に、もう待てないと身体が反応する。
何度か腰が動き、その度に拓都さんは満足そうに笑みを浮かべた。
「あーあ、びしょびしょ」
腿の内側から秘部に向かう手。
そのまま押し広げられたそこに指を這わせ、拓都さんはそう言った。
「いくぞ、ほら!」
一瞬で、私の中に熱いものが入ってくる。
「んああ!」
叫びにも似た声が響く。
拓都さんはニッと笑った。
「もっと叫べ。わめけ。気持ちいいんだろ?」
床ずれの音と混じり合う水音が異様に大きく響く。
「ほら、オマエも腰振れよ」
「もっとくださいって、ほら!」
怖い。
やめて。
もう嫌だ……。
心がそう叫ぶのに、私の腰はぶんぶんと動く。
「あーあー、はしたない女。欲しいんだろ? くれてやるよ、ほ、ら!」
私の中にとろりと、熱いものが流れ込む。
ピリリと電流が流れたような感じがして、身体が動かない。
なのに、拓都さんはいつの間にか服を着ていて、私に背を向ける。
「もうヤったし、興味ないから。バイバイ」