【12月6日書籍2巻発売コミカライズ決定】鬼騎士団長様がキュートな乙女系カフェに毎朝コーヒーを飲みに来ます。……平凡な私を溺愛しているからって、本気ですか?
それはお揃い
「あれだけの証拠、どうやって集めたのですか?」
会場を出ても離されない手を、幸せに思いながら、私は身長差のある騎士団長様を見上げた。
見下ろしてくる瞳の色は、あいかわらず美しくて、ドキリとしてしまう。
何度見ても、騎士団長様はカッコよすぎて、見慣れることが出来ない。
「……俺たち三人の手にかかれば、容易だろう」
「三人の……」
もちろん、二人はすぐに思い当たる。
騎士団長様とオーナーだ。
けれど、もう一人は……。