【12月6日書籍2巻発売コミカライズ決定】鬼騎士団長様がキュートな乙女系カフェに毎朝コーヒーを飲みに来ます。……平凡な私を溺愛しているからって、本気ですか?
「魔女様の家に寄らなくては」
けれど、今までと違って魔女様の家は、バックヤードの裏口隣の扉をくぐればすぐにある。
その場所が実際どこにあるのかはわからないけれど、とても便利なのだ。
「今日のコーヒーと氷結ベリーのジャムをかけたミニパルフェをお持ちしよう」
今日のコーヒーは、酸味が強い。
ブラックで飲むと美味しくて、酸味があるベリーのジャムとの相性が抜群だ。
パルフェとコーヒーをトレーに乗せて扉をくぐると、そこは一面の氷の世界だった。