ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
「お兄様、丁度良かった!お父様を探しているのですが‥」
「ベアトリス‥っそんなことよりも熱が下がったのか!?何故部屋から勝手に出歩いてるんだ!また熱が上がったらどうする?まだ休んでなければダメだろうッ!?」
捲し立てるように怒鳴るブランドにベアトリスは驚いていた。
それだけベアトリスが心配なのだろう。
いつもならばブランドの言う通りに大人しく部屋に戻るところだが、今日のベアトリスはこんな所で引けないのだ。
「お兄様も一緒に探してくださいっ!」
「っ、部屋に戻り‥「お兄様、お願い‥っ!」
「くっ‥‥!」
「ブランドお兄様、お願いします!!」
「よし、分かった」
このベアトリスの「お願い」に勝てないのが、ブランドの可愛いところなのである。
そして切り替えの早さが尋常ではない。
抱えながらの移動でなければ部屋に連れ戻すと言われて、ベアトリスはブランドにお姫様抱っこをされながら長い廊下を歩いていた。
「ベアトリス‥っそんなことよりも熱が下がったのか!?何故部屋から勝手に出歩いてるんだ!また熱が上がったらどうする?まだ休んでなければダメだろうッ!?」
捲し立てるように怒鳴るブランドにベアトリスは驚いていた。
それだけベアトリスが心配なのだろう。
いつもならばブランドの言う通りに大人しく部屋に戻るところだが、今日のベアトリスはこんな所で引けないのだ。
「お兄様も一緒に探してくださいっ!」
「っ、部屋に戻り‥「お兄様、お願い‥っ!」
「くっ‥‥!」
「ブランドお兄様、お願いします!!」
「よし、分かった」
このベアトリスの「お願い」に勝てないのが、ブランドの可愛いところなのである。
そして切り替えの早さが尋常ではない。
抱えながらの移動でなければ部屋に連れ戻すと言われて、ベアトリスはブランドにお姫様抱っこをされながら長い廊下を歩いていた。