ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
マーヴィンは我慢出来ずにベアトリスと婚約した後もベアトリスに隠れて不貞行為を続けた。
けれどマーヴィンにいつも付き纏っているベアトリスはマーヴィンの行動に対して文句を言うのだ。
(お前のせいで、お前のせいで俺は‥!)
マーヴィンが悲しげに笑うだけで名前も知らない御婦人も令嬢も娼婦ですらマーヴィンを愛して尽くすのだ。
そして面倒な事を言い始めた奴には冷めた態度で接する。
そうすれば勝手にマーヴィンの側を離れていった。
(飽きれば捨てればいい‥女なんていくらでもいる)
マーヴィンは現実から逃げる為に"女性"を使っていた。
しかし、とあるパーティーでいつものように柔かに微笑んだマーヴィンは、厄介な女であるベアトリスに執着されることとなる。
マーヴィンはベアトリスの過剰な愛情が鬱陶しくて堪らなかった。
冷たくしても暴言を吐いてもベアトリスは諦めずにマーヴィンを褒め称えて愛してくるのだ。
(気持ち悪い‥)