ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
「はい、熱を出す前までは好きでした。好きで好きで仕方ありませんでしたわ」

「なら‥!」




「でも、もう一切好きじゃありません。貴方のことが心の底から嫌いです」




「‥‥!」

「今までマーヴィン様にした事はお詫び申し上げます。マーヴィン様の事が好き過ぎて暴走してしまいましたの」

「は‥」

「今までご迷惑をお掛けして申し訳ありません」

「‥‥ッ」





「これからは心を入れ替えますので、是非とも婚約破棄をお願い致します」




「‥‥は」

「はい、と頷けば丸く収まりますわ」


ベアトリスはニコリと微笑む。
ブランドならばすぐに頷いてくれるだろうが、マーヴィンだとそうはいかないらしい。
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