ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
終わることのない押し問答にも飽きてしまった。
ベアトリスはマーヴィンにトドメを刺す為に、もう1つの切り札を取り出す。
「わたくし、お兄様に調べて貰ったことがありますの」
「ブランドに‥?」
そう言ってベアトリスは用意していたもう1枚の紙をマーヴィンの前に広げていく。
「っ、今度はなんだ‥!!」
「貴方に弄ばれた御令嬢のリスト‥‥といえば分かりやすいかしら?」
「!?」
「中には"名前を出したくない" "もう忘れたい"という方もいらっしゃったのですが、殆どの方が協力を惜しまない‥と、こうして書き込んで下さったのです」
「はぁ‥?向こうが勝手に近づいて来たんだッ!俺は何もしていないっ」
「‥‥受け入れた時点で変わりませんわ」
形勢逆転。
マーヴィンは先程とは違い、焦った様子を見せていた。
先程の契約書と不貞行為の証拠がズラリと並んだベアトリスが持っている紙。
これを合わせて見せてこそ、最大の効果を発揮することだろう。
ベアトリスはマーヴィンにトドメを刺す為に、もう1つの切り札を取り出す。
「わたくし、お兄様に調べて貰ったことがありますの」
「ブランドに‥?」
そう言ってベアトリスは用意していたもう1枚の紙をマーヴィンの前に広げていく。
「っ、今度はなんだ‥!!」
「貴方に弄ばれた御令嬢のリスト‥‥といえば分かりやすいかしら?」
「!?」
「中には"名前を出したくない" "もう忘れたい"という方もいらっしゃったのですが、殆どの方が協力を惜しまない‥と、こうして書き込んで下さったのです」
「はぁ‥?向こうが勝手に近づいて来たんだッ!俺は何もしていないっ」
「‥‥受け入れた時点で変わりませんわ」
形勢逆転。
マーヴィンは先程とは違い、焦った様子を見せていた。
先程の契約書と不貞行為の証拠がズラリと並んだベアトリスが持っている紙。
これを合わせて見せてこそ、最大の効果を発揮することだろう。