ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
「こんな可愛いベアトリスと結婚出来るというのに、皆の目は節穴なのか?」

「ふふ、ブランドお兄様ったら」

「ベアトリス、ずっとシセーラ侯爵家に居ていいんだぞ?」

「わたくし、お兄様の邪魔になるような事だけは致しませんわ!それにお兄様はそろそろ婚約者を作ったほうが‥‥」

「それなのだが、ベアトリスより可愛いと思える女性に出会えんのだ」

「お兄様、それはどういう意味ですか?」

「‥‥‥そういう意味だ」


どうやら完璧すぎる兄、ブランドは薄々分かっていた事だがベアトリスを妹ではなく、1人の女性として愛しているようだ。

ベアトリスはブランドの気持ちに応える為に手を握る。


「それならば、お父様とお母様に報告しにいきましょうか」

「ベ、ベアトリス!?」

「わたくしもお兄様のことが大好きですわ」

「‥‥ベアトリス、それはどういう意味だ?」

「そのままの意味です」

「ーーーッ!!?」

「ふふっ‥!顔が真っ赤ですわ、お兄様」

「ベアトリス、今日からはブランドと呼んでくれないか‥?」

「ブランド」

「あぁ、愛しいベアトリス‥‥夢みたいだ!」

「わたくしも今、とても幸せですわ」




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