竜人様に拾われました~転生養女は現世でも妻として愛されたい~
まだまだ小さな身体の中、心臓が張り裂けそうな程にバクバクと鳴り響いている。
旦那様は驚きに目を見開き、わたしのことを見つめていた。表情から感情が読み取れない。だけど、ようやく自分の本当の想いを言葉にできて、わたしは嬉しかった。
結果がどうあれ、何にもしないでウジウジしているより、よっぽど良い。心が晴れ晴れとしていた。
「そうか」
旦那様は目を細め、わたしの頬へと手を伸ばす。まるで宝物みたいに優しく撫でられ、心が震える。目尻に涙が浮かんだ。
「ねぇ、アイリス。約束してくれる?」
旦那様はそう言ってわたしの前に跪いた。わたしの目線よりも低い位置に、旦那様の綺麗な綺麗な顔がある。何だろう?って思いつつ、わたしは軽く首を傾げる。
「どうか、約束して。君が大人になった時……俺がアイリスの一番になれたら――――その時は俺と結婚してほしい」
その瞬間、心臓が思い切り大きく跳ねた。
自分の耳が――――聞いた内容が、信じられなかった。
旦那様は驚きに目を見開き、わたしのことを見つめていた。表情から感情が読み取れない。だけど、ようやく自分の本当の想いを言葉にできて、わたしは嬉しかった。
結果がどうあれ、何にもしないでウジウジしているより、よっぽど良い。心が晴れ晴れとしていた。
「そうか」
旦那様は目を細め、わたしの頬へと手を伸ばす。まるで宝物みたいに優しく撫でられ、心が震える。目尻に涙が浮かんだ。
「ねぇ、アイリス。約束してくれる?」
旦那様はそう言ってわたしの前に跪いた。わたしの目線よりも低い位置に、旦那様の綺麗な綺麗な顔がある。何だろう?って思いつつ、わたしは軽く首を傾げる。
「どうか、約束して。君が大人になった時……俺がアイリスの一番になれたら――――その時は俺と結婚してほしい」
その瞬間、心臓が思い切り大きく跳ねた。
自分の耳が――――聞いた内容が、信じられなかった。