竜人様に拾われました~転生養女は現世でも妻として愛されたい~
「アイリス、顔を上げて」
その時、旦那様がそう言って、わたしの両頬を優しく包んだ。本当は今にも泣き出しちゃいそうで嫌だけど、これ以上旦那様に嫌われたくないから言われた通りに顔を上げる。
すると、目の前には滅茶苦茶甘く、はにかむみたいに笑う旦那様の顔があった。
「ドレス、すごく似合ってるよ」
「……へ?」
心臓がドキドキと高鳴って、全身がめちゃくちゃ熱くて、溶けてしまいそうになりながら、わたしは目を見開いた。
「髪型も綺麗にセットしてるし、お化粧も……すごく可愛い」
さっき逸らされたはずの旦那様の瞳は、真っ直ぐにわたしに向けられていて。そんでもって頬がほんのりと紅く染まっている。
もしかして……もしかしてだけど、旦那様、照れていらっしゃる?
その時、旦那様がそう言って、わたしの両頬を優しく包んだ。本当は今にも泣き出しちゃいそうで嫌だけど、これ以上旦那様に嫌われたくないから言われた通りに顔を上げる。
すると、目の前には滅茶苦茶甘く、はにかむみたいに笑う旦那様の顔があった。
「ドレス、すごく似合ってるよ」
「……へ?」
心臓がドキドキと高鳴って、全身がめちゃくちゃ熱くて、溶けてしまいそうになりながら、わたしは目を見開いた。
「髪型も綺麗にセットしてるし、お化粧も……すごく可愛い」
さっき逸らされたはずの旦那様の瞳は、真っ直ぐにわたしに向けられていて。そんでもって頬がほんのりと紅く染まっている。
もしかして……もしかしてだけど、旦那様、照れていらっしゃる?