月下の君には秘密です。


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少しだけ…
いや、大分?
恥ずかしい思いをしました。



その代償で手に入れたのは、

二人の笑い声と、
『両手のあったかい温もり』。


二人の手は
とても温かくて…

俺は、幸せでした。



君と二人の時間も幸せだけど、


俺が一番好きな場所は、
俺が一番幸せな場所は…


ここなんだと、
確信をしました。



だから。

やっぱり、
俺の気持ちは言いません。


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