【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「でさ、そのインテリアショップに勤める店長ってのが、なんだか敏腕店長らしいんだよ」
「敏腕店長?」
なに、その人?めっちゃ気になる。
「そう。半年前に人事異動で店長としてやってきた女性店長らしいんだけど、その人めっちゃすごいらしい」
「えー、どんな人だろうね?」
その人はバリバリのキャリアウーマンに違いない。仕事出来る人なんだろうな。
「俺もどんな人なのか気になってるんだよ。電話で話したことはあるんだけど、まだ直接会ったことはなくてさ」
「そうだったんだ」
千歳は朝ご飯を食べながら「どんな人なのか、ほんと会うの楽しみだな」と笑っていた。
「その人、バリバリのキャリアウーマンだね、きっと」
「それはどうだかな。 でもあそこのインテリアショップをあそこまで売上伸ばして業績伸ばしてるんだから、相当やり手だろうけど」
千歳の言うことに私は「えー?そうかな?」と疑問になったが、千歳は「どうだかは分からないけどな」と呟いていた。
「後でどんな人だったのか教えてね」
「分かったよ」
声だけでも聞いてみたいと思ってしまう私であったが、まさかあんな展開が待っているとは、夢にも思ってなかったーーー。