【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
お互いの指を絡ませ、熱く激しいキスをする。
「ん……っ」
千歳の身体の熱が熱くて、思わず蕩けそうになってしまう。激しい熱情に意識が飛び、千歳の身体にぎゅっと抱き着く。
「あっあっ……ち、とせっ」
「ん、桃子っ……」
千歳から漏れる甘い吐息と、甘く囁く声に、理性の限界はすでに超えていた。
たまらなく愛おしいこの身体と、細くて長いしなやかな指を絡ませるだけで、私はもうなにも考えられなくなる。
「はぁ……っ」
気持ちいい所を深く責められて、意識を手放しそうになる。
持ち堪えているギリギリの理性が崩壊するまで、それほど時間はかからなそうだった。
「桃子、もっとしてほしい?」
「っ……ずるい」
千歳に抱かれると、いつも気持ちいいと感じてしまう。 こんなに千歳の欲望に抗えないなんて、悔しすぎる。
でもやっぱり、心の底から愛してもらっていると実感する。この身体の奥に眠る理性や欲望が、それを証明してくれている。
「ほら、言ってみ?゙俺がもっと欲しい゙って」
「っ……意地悪……」
千歳はどうしてもこのセリフを言わせたいらしく、その度に言ってとねだってくる。
どれだけ変態なんだと思いつつ、結局言ってしまうのだけど。