【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
✱ ✱ ✱
それから数週間ほどが経った頃だった。
「天音先輩、一緒にお昼行きませんか?」
「うん、行こっか」
その日は出勤で、会社で後輩の子とお昼ご飯を食べるために休憩スペースへと向かう。
「今日もお弁当なんですね、天音さん」
「うん。お弁当毎日作るのしんどいから、たまに食堂行くけどね」
お弁当は二人分だから、毎日夕飯の残りとか詰めたりしているけど。
「そういう日も、あってもいいと思いますよ?奥さんは毎日大変ですもんね」
お弁当の箱を開けて、電子レンジの操作をしながら「まあねぇ」と答える。
「でも天音先輩はすごいですよね!」
「え? なにが?」
マグカップにウォーターサーバーのお湯を注ぎながら、私は問いかける。
「だってちゃんと仕事しながら、奥さんやってるんですもん」
「そう? それはどの奥さんも一緒でしょ?」
子供がいたら尚更大変だと思うし、私に両立出来るのか不安はある。
「ああ、確かに!」
「ほんと可愛いよね、中村さん」
「えっ!そうですか?」
照れ臭そうに笑う中村さんに、私は「うん、可愛い」と微笑む。
「天音先輩も可愛いです。 私も男だったら、天音さんと結婚したいなぁって思います」
それから数週間ほどが経った頃だった。
「天音先輩、一緒にお昼行きませんか?」
「うん、行こっか」
その日は出勤で、会社で後輩の子とお昼ご飯を食べるために休憩スペースへと向かう。
「今日もお弁当なんですね、天音さん」
「うん。お弁当毎日作るのしんどいから、たまに食堂行くけどね」
お弁当は二人分だから、毎日夕飯の残りとか詰めたりしているけど。
「そういう日も、あってもいいと思いますよ?奥さんは毎日大変ですもんね」
お弁当の箱を開けて、電子レンジの操作をしながら「まあねぇ」と答える。
「でも天音先輩はすごいですよね!」
「え? なにが?」
マグカップにウォーターサーバーのお湯を注ぎながら、私は問いかける。
「だってちゃんと仕事しながら、奥さんやってるんですもん」
「そう? それはどの奥さんも一緒でしょ?」
子供がいたら尚更大変だと思うし、私に両立出来るのか不安はある。
「ああ、確かに!」
「ほんと可愛いよね、中村さん」
「えっ!そうですか?」
照れ臭そうに笑う中村さんに、私は「うん、可愛い」と微笑む。
「天音先輩も可愛いです。 私も男だったら、天音さんと結婚したいなぁって思います」