【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 千歳は遥陽のほっぺを、優しく触りながら「な?お前は俺に似て、将来はきっとカッコよくなるもんな」と話しかけている。

「アンタこそ親バカじゃん。絶対遥陽に変なこと吹き込んだりしないでよね」

 なんか親として心配になる。 こんなパパを持ってしまうことで、悪い子にならないといいけど。
 
「俺はそんなことしないから」

「ほんとに?怪しいんだけど」

「ほんとだって。なあ?遥陽?」

 遥陽は大好きなパパに抱っこされてご機嫌がいいみたいで、可愛いらしい笑顔で笑っている。

「遥陽笑ってるよ。可愛いな、おい」

「ね、可愛い。 ほんとこの子は、なんでこんなに可愛いんだろう」

 愛おしい気持ちが溢れて、ずっとこの笑顔を見ていられる。幸せな笑顔、大切なこの笑顔を。

「それは簡単だ。俺たちの子供だからだ」

「確かにそうね。 悔しいけど、アンタカッコイイからね」

 イケメンの間に産まれた子から、尚更可愛いに決まっている。

「ほお?それは嬉しいね」

「ドヤ顔しない」 

 毎日カッコイイと思うのよ、千歳のことは。

「よし、そろそろ式場行くか」

「うん、行こっか」

 私たちはこれから、みんなの前で永遠の愛を誓い合う。



【Epilogue〜エピローグ〜】
< 210 / 210 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:18

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

【1話だけ大賞】人気アイドルのあの人。

総文字数/2,508

恋愛(キケン・ダーク)1ページ

スターツ出版小説投稿サイト合同企画「1話だけ大賞」ベリーズカフェ会場エントリー中
表紙を見る
【完結】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに愛を込めて〜

総文字数/110,735

恋愛(ラブコメ)198ページ

第7回ベリーズカフェ恋愛小説大賞エントリー中
表紙を見る
【1話だけ大賞】騙されそうになった私を救ってくれた人の正体。

総文字数/2,324

恋愛(その他)1ページ

スターツ出版小説投稿サイト合同企画「1話だけ大賞」ベリーズカフェ会場エントリー中

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop