【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
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 次の日目が覚めると、隣に千歳はいなかった。

「……起きたのか」

 千歳はソファに座ったまま、水を飲んでいた。

「ち、千歳……」

 昨日の千歳との行為を思い出し、急に恥ずかしくなる。

「何恥ずかしがってんだよ、桃子」

 千歳はペットボトルをテーブルに置くと、私のいるベッドへと歩いてくる。 
 
「ちょ、来ないでっ」

 布団で身体を隠す私を見て、千歳はニヤニヤと微笑む。

「やっぱ恥ずかしがってんな」

 千歳がベッドに腰掛けたことで、ベッドが少し軋む音がする。  

「う、うるさいんだけど。……ってこ、こ、来ないでっ」

 千歳は私の身体の布団をバサッとめくる。

「桃子、もっかいするか」

「はあ!? し、しないわよ!」

 コイツー……!

「昨日俺の腕の中で、あんなに気持ちよさそうに鳴いてたくせに」

 千歳が言うと、ますます生々しいんだけど!

「もう、言わないでっ」

「そんなに俺とのセックスが、気持ち良かったのか?」   

 千歳は私の頬に触れながら、そう聞いてくる。

「……うるさいよ、千歳」

「へえ? そっか、気持ち良かったのか」

 千歳はニヤニヤしながら、私を見てくる。
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