朝の光をあなたと感じて
朝は忙しい。長々と話している暇はない。名残惜しいけれど、仕方ない。
今日も爽やかな笑顔で去っていく純也さんを見送った。
少しずつ近付いているが、本当に少しずつだ。
朝の短い時間の会話だけでは、何もできない。連絡先を知れたら、別の場所で会う約束もできるかもしれない。
でも、もっと会いたいと思うのは私だけかも。
でもでも、がんばってみよう。応じてくれるかもしれないもの。
淡い期待を抱いて、翌日純也さんの前でスマホを出した。彼も同じことを思っていたとすんなりスマホを出して、連絡先を交換した。
「これで、いつでも話ができるね。ところで凛花、来月オープンするショッピングタウンの中に観覧車もできるの知ってる?」
「はい、知ってます」
「その観覧車のプレオープンでペアチケットを貰ったんだけど、一緒に行かない?」
「観覧車に、一緒に?」
何を誘われたのか咄嗟に理解できなくなり、言われたことを繰り返す。
純也さんは苦笑した。
今日も爽やかな笑顔で去っていく純也さんを見送った。
少しずつ近付いているが、本当に少しずつだ。
朝の短い時間の会話だけでは、何もできない。連絡先を知れたら、別の場所で会う約束もできるかもしれない。
でも、もっと会いたいと思うのは私だけかも。
でもでも、がんばってみよう。応じてくれるかもしれないもの。
淡い期待を抱いて、翌日純也さんの前でスマホを出した。彼も同じことを思っていたとすんなりスマホを出して、連絡先を交換した。
「これで、いつでも話ができるね。ところで凛花、来月オープンするショッピングタウンの中に観覧車もできるの知ってる?」
「はい、知ってます」
「その観覧車のプレオープンでペアチケットを貰ったんだけど、一緒に行かない?」
「観覧車に、一緒に?」
何を誘われたのか咄嗟に理解できなくなり、言われたことを繰り返す。
純也さんは苦笑した。