朝の光をあなたと感じて
「ルルー」
前からやってくるルルと母に手を振る。私が家を出たので、ルルの散歩は両親の役目となった。
平日は母で、土日は父がおこなっている。
「凛花、純也くん、おはよう」
「お母さん、おはよう」
「おはようございます」
最初の頃はルルに付いていくのに息を切らせていた母だが、だいぶ慣れたようだ。
「そうそう、来週お父さんの誕生日会やるけど、来れる?」
「うん、もちろん行くよ。ね、純也さん」
純也さんはルルを撫でながら、「うん」と笑顔で答えた。
両親は私たちが結婚するまでも、結婚してからもずっと見守ってくれている。
純也さんは去年のクリスマスにプロポーズしてくれた。両親の前でも「凛花さんと幸せになります」と誓ってくれた。
私たちは小さな喧嘩をすることはあったが、すぐ仲直りをしたし、いつもお互いを求めあった。
だが、それぞれ仕事や学校があったので、会えない日もあった。
数日会えないだけでも寂しくて、それを解消する一番良い方法が結婚だった。
結婚式前日に父から「実は半信半疑だった」と私たちの交際を認めたときの心境を聞かされた。
もし約束が果たされなく、私が大泣きしたら、人生そういうにともあると慰めるつもりでいたそうだ。
前からやってくるルルと母に手を振る。私が家を出たので、ルルの散歩は両親の役目となった。
平日は母で、土日は父がおこなっている。
「凛花、純也くん、おはよう」
「お母さん、おはよう」
「おはようございます」
最初の頃はルルに付いていくのに息を切らせていた母だが、だいぶ慣れたようだ。
「そうそう、来週お父さんの誕生日会やるけど、来れる?」
「うん、もちろん行くよ。ね、純也さん」
純也さんはルルを撫でながら、「うん」と笑顔で答えた。
両親は私たちが結婚するまでも、結婚してからもずっと見守ってくれている。
純也さんは去年のクリスマスにプロポーズしてくれた。両親の前でも「凛花さんと幸せになります」と誓ってくれた。
私たちは小さな喧嘩をすることはあったが、すぐ仲直りをしたし、いつもお互いを求めあった。
だが、それぞれ仕事や学校があったので、会えない日もあった。
数日会えないだけでも寂しくて、それを解消する一番良い方法が結婚だった。
結婚式前日に父から「実は半信半疑だった」と私たちの交際を認めたときの心境を聞かされた。
もし約束が果たされなく、私が大泣きしたら、人生そういうにともあると慰めるつもりでいたそうだ。