俺はずっと片想いを続けるだけ
出た!白い結婚です!~グレイス
結婚初夜、旦那様の寝室で。
「き、君とは白い結婚だ!」
(きたきた、きたよ!
だけど目の前に居る私に、叫ばなくても)
「えぇ、お、俺に……」
(ちょっと、ここで止まってどうするの
白い結婚とセットで言わないといけないやつ
あんな簡単な台詞忘れたの?
こっちは大人しく黙って聞いてるんだから
ほら、がんばってもう一言!)
「俺に、俺に、うーん……」
旦那様の額から、急に汗がたらたらと流れ出ました。
焦っているイケメンは残念の一言に尽きます。
(うーん、て? 何焦ってんのかな
私その続き、知ってるから
『俺に愛されるとは~』でしょ?
落ち着いたら大丈夫
ちゃんと上手く言えるから)
結婚前夜の昨夜は、我が伯爵家のレディース
(大叔母、母、姉、そして私) で、
夜遅くまで盛り上がり。
今朝は早くから起こされて花嫁支度だ、何だかんだで。もう、とにかく。
くたくたな私は早く休みたくて仕方ありません。
それに加えて……すごくお腹が空いてるの!
もう丁寧な言葉使いが出来ない程にね!
「き、君とは白い結婚だ!」
(きたきた、きたよ!
だけど目の前に居る私に、叫ばなくても)
「えぇ、お、俺に……」
(ちょっと、ここで止まってどうするの
白い結婚とセットで言わないといけないやつ
あんな簡単な台詞忘れたの?
こっちは大人しく黙って聞いてるんだから
ほら、がんばってもう一言!)
「俺に、俺に、うーん……」
旦那様の額から、急に汗がたらたらと流れ出ました。
焦っているイケメンは残念の一言に尽きます。
(うーん、て? 何焦ってんのかな
私その続き、知ってるから
『俺に愛されるとは~』でしょ?
落ち着いたら大丈夫
ちゃんと上手く言えるから)
結婚前夜の昨夜は、我が伯爵家のレディース
(大叔母、母、姉、そして私) で、
夜遅くまで盛り上がり。
今朝は早くから起こされて花嫁支度だ、何だかんだで。もう、とにかく。
くたくたな私は早く休みたくて仕方ありません。
それに加えて……すごくお腹が空いてるの!
もう丁寧な言葉使いが出来ない程にね!
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