センセイとわたしのただならぬ関係
先生は27歳だから、わたしとちょうど10歳差。
彼にしたら、17歳のわたしなんて、小学生と大差ないってことなのかな。
「あれ、動物は嫌いだった?」
「そんなことないですけど」
「とにかく入ろう、な」
そう言って、先生はチケットを買って、手渡してくれた。
動物園なんて、いつぶりだろう。
最後に行ったのは、小学校の遠足だったから7,8年前かな。
でも、結論を言えば……
これが実に楽しかった。
最初はライオンバス。
遠くで寝そべってるライオンを見るだけなのにずいぶん大げさな仕掛け、と思っていたら……
「え、わー、こんなに近くで見れるなんて思ってなかったです」
コースのところどころに牛骨の置かれた台が設置してあって。
その高さがバスの窓に合わせてあるので、牛骨につられたメスライオンが登ってくる。
すると、ライオンは目の前。
ガラス一枚だけ隔てたところで骨をしゃぶってる姿にわたしは大興奮。
動物園の楽しさにすっかりハマってしまった。
彼にしたら、17歳のわたしなんて、小学生と大差ないってことなのかな。
「あれ、動物は嫌いだった?」
「そんなことないですけど」
「とにかく入ろう、な」
そう言って、先生はチケットを買って、手渡してくれた。
動物園なんて、いつぶりだろう。
最後に行ったのは、小学校の遠足だったから7,8年前かな。
でも、結論を言えば……
これが実に楽しかった。
最初はライオンバス。
遠くで寝そべってるライオンを見るだけなのにずいぶん大げさな仕掛け、と思っていたら……
「え、わー、こんなに近くで見れるなんて思ってなかったです」
コースのところどころに牛骨の置かれた台が設置してあって。
その高さがバスの窓に合わせてあるので、牛骨につられたメスライオンが登ってくる。
すると、ライオンは目の前。
ガラス一枚だけ隔てたところで骨をしゃぶってる姿にわたしは大興奮。
動物園の楽しさにすっかりハマってしまった。