センセイとわたしのただならぬ関係
結局、3時間ほど動物園で過ごし、それから車で10分ほどのところにあるイタリア料理店に行った。
高台にある、開放的でいい感じの店だった。
「こんなところにこんな素敵な店があるなんて意外」
「俺の通ってた大学がこの近くでね。このあたりはけっこう詳しいんだ」
「そうなんですね。わたしははじめてです」
「都心に住んでたら、わざわざこっちまで来ないよな。俺も久しぶり。それより動物園、楽しかっただろ?」
「はい、もう、あんなに楽しめるって思わなかったです」
先生は満足そうに頷いた。
「初めての子とデートする場合、失敗がないんだよ、動物園は。話題が途切れることもないし」
ぶっ、と水を吹き出しそうになった。
デ、デート?
ええっ、先生、そのつもりだったってこと⁈
え、じゃあ、これからわたしたち、教師と生徒の道ならぬ禁断の関係に発展していく……
高台にある、開放的でいい感じの店だった。
「こんなところにこんな素敵な店があるなんて意外」
「俺の通ってた大学がこの近くでね。このあたりはけっこう詳しいんだ」
「そうなんですね。わたしははじめてです」
「都心に住んでたら、わざわざこっちまで来ないよな。俺も久しぶり。それより動物園、楽しかっただろ?」
「はい、もう、あんなに楽しめるって思わなかったです」
先生は満足そうに頷いた。
「初めての子とデートする場合、失敗がないんだよ、動物園は。話題が途切れることもないし」
ぶっ、と水を吹き出しそうになった。
デ、デート?
ええっ、先生、そのつもりだったってこと⁈
え、じゃあ、これからわたしたち、教師と生徒の道ならぬ禁断の関係に発展していく……