センセイとわたしのただならぬ関係
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その後、学校が始まるまでの2週間あまり、どよーんと重い毎日を送った。
一気に恋して一気に失恋して、心が折れてしまった。
遊びに行く気も起きず、食事とお風呂の時間以外は部屋に引きこもって過ごした。
そんなとき、太平洋の彼方の千春とネット通話をした。
ロサンゼルスと日本の時差は16時間。
こちらの昼があちらの前日の夜になる。
「なんか、画面暗くない?」
千春の第一声はそれ。
「千春~。苦しいよ。助けて」
「ああ、暗いには小春が負のオーラを放っているからか」
「話、聞いてくれる?」
「いいよ」
わたしは千春に今までのことをすべて話した。
他の誰にも言わないでほしいと頼んで。
基本、千春は口が固い。
言っていいことと悪いことの区別はつく人だ。
わたしが真剣に先生を思っていると伝えたら、誰にも言わないと約束してくれた。