センセイとわたしのただならぬ関係
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「わあ、綺麗!」
高層ビルの上階にあるホテルの一室。
白銀色に光るスカイツリーが主役の夜景が美しい。
わたしが窓に張り付いて夜景を眺めていると、先生が後ろから抱きしめてきた。
窓ガラスに映る先生の顔はいつもより色気が増していて、それだけでドキドキしてしまう。
「小春」
振り向くと、軽いキスが落ちてきた。
その年の夏休みはインターンで忙しく、休みがあまり取れなかった。
でもその貴重な休日、先生と都内のホテルで一泊することになった。
実は今日が初めてのお泊り。
20歳を過ぎて、ようやく解禁となった。
別に禁じられていたわけではなかったけど、両親の手前、先生はみずから門限を定めてくれて、それを守っていたからだ。
そう、わたしたち、この3年はとっても清い関係だった。
キスとハグは数えきれないほどしたけど。
いつも、もっと一緒にいられればと思っていたから、一晩中、過ごせるのが嬉しくて、わたしはついはしゃいでしまう。
先生はそんなわたしを蕩けそうな顔で見守っている。