俺はずっと片想いを続けるだけ*2nd
天使と歩いていく~クリストファー
愛する天使、愛する妻からのいつの誕生日のものか判らないバースデープレゼント。
驚いたし、恥ずかしかったけれど、俺の心と手は震えてしまった。
天使がくれた初めてのバースデープレゼント。
この喜びを見た神が今こそと、お迎えに来られても。
俺は喜びを隠さない。
「す、凄く嬉しいよ!
ここで開けて見ても?」
『勿論です、喜んで貰えて嬉しいです』と。
微笑むグレイスは、
やっぱりベスト・オブ・エンジェルス!
先程まで男が座っていたベンチに、グレイスを
エスコートした。
真っ赤なリボンをほどいて、箱を開けてみる。
中身と、どうしてそれを選んだのかの理由を顔を赤らめて説明するグレイスに、俺は自ら昇天しそうになった。
「去年の貴方のお誕生日は婚約前だったからお祝い出来なくて
今日はこちらで、ふたりきりで過ごせるから、
去年の分をお渡ししたかったのです」
あぁ、もうそれ以上、俺を喜ばせないで。
俺へのお迎えの足音が近づくから。
今年の分だと、前渡しにしてもいいのに。
俺を知る前の、去年の分をプレゼントしてくれるの?
「それより、クリストファーに謝りたい事があります」
驚いたし、恥ずかしかったけれど、俺の心と手は震えてしまった。
天使がくれた初めてのバースデープレゼント。
この喜びを見た神が今こそと、お迎えに来られても。
俺は喜びを隠さない。
「す、凄く嬉しいよ!
ここで開けて見ても?」
『勿論です、喜んで貰えて嬉しいです』と。
微笑むグレイスは、
やっぱりベスト・オブ・エンジェルス!
先程まで男が座っていたベンチに、グレイスを
エスコートした。
真っ赤なリボンをほどいて、箱を開けてみる。
中身と、どうしてそれを選んだのかの理由を顔を赤らめて説明するグレイスに、俺は自ら昇天しそうになった。
「去年の貴方のお誕生日は婚約前だったからお祝い出来なくて
今日はこちらで、ふたりきりで過ごせるから、
去年の分をお渡ししたかったのです」
あぁ、もうそれ以上、俺を喜ばせないで。
俺へのお迎えの足音が近づくから。
今年の分だと、前渡しにしてもいいのに。
俺を知る前の、去年の分をプレゼントしてくれるの?
「それより、クリストファーに謝りたい事があります」