俺はずっと片想いを続けるだけ*2nd
誘惑には負けません!~グレイス
旦那様の新婚休暇が終わりました。
そして、来月初めから私は学園に復学することになりました。
友人と毎日を楽しく過ごせるのは嬉しいのです。
ただ、私はお勉強が出来ないので……
「試験の事はブランクがあるから受けなくていいと、学園長から念書も貰ったわ
成績関係無しで、貴女は卒園出来るわ」
学園長からの念書?
お義母様のご実家の権力なのか、
お義母様ご本人の実力なのか、
お尋ねしてはいけない事もあると、
人妻(あぁこの響き!) になって、
大人になって、わかり始めた私でした。
大人になると云う事は、余計な事は言わない、
考えない。
学園で使用する教科書を、実家に取りに行く事になりました。
ノー試験でも、ノー教科書はノンノンです。
「1泊でも2泊でも、いいんじゃない?
ゆっくりしてきたら?」
先輩、いえカリーナ様が私を抱かれながら仰います。
私達が抱擁している姿を見ている旦那様の表情が笑えると、わざとそれを見せつけているのです。
案の定、旦那様は私達を引き剥がして、ご自分の背後に私を隠しました。
「1泊だよ、1泊!
翌日の夕方には仕事の帰りに伯爵家に寄るからね?」
そして、来月初めから私は学園に復学することになりました。
友人と毎日を楽しく過ごせるのは嬉しいのです。
ただ、私はお勉強が出来ないので……
「試験の事はブランクがあるから受けなくていいと、学園長から念書も貰ったわ
成績関係無しで、貴女は卒園出来るわ」
学園長からの念書?
お義母様のご実家の権力なのか、
お義母様ご本人の実力なのか、
お尋ねしてはいけない事もあると、
人妻(あぁこの響き!) になって、
大人になって、わかり始めた私でした。
大人になると云う事は、余計な事は言わない、
考えない。
学園で使用する教科書を、実家に取りに行く事になりました。
ノー試験でも、ノー教科書はノンノンです。
「1泊でも2泊でも、いいんじゃない?
ゆっくりしてきたら?」
先輩、いえカリーナ様が私を抱かれながら仰います。
私達が抱擁している姿を見ている旦那様の表情が笑えると、わざとそれを見せつけているのです。
案の定、旦那様は私達を引き剥がして、ご自分の背後に私を隠しました。
「1泊だよ、1泊!
翌日の夕方には仕事の帰りに伯爵家に寄るからね?」