イケオジ紳士は年の離れた彼女を一途に愛し抜く
肩が触れ合ってしまいそうな近すぎる距離を恥ずかしく思っていると、宗ちゃんがジャケットの内ポケットから正方形のジュエリーボックスを取り出した。
「あかりちゃん。俺と結婚してください」
プロポーズの言葉とともに彼が蓋を開けると、ジュエリーボックスの中で大粒のダイヤモンドをあしらった指輪がリビングの照明の光を受けてキラリと輝く。
私たちは、お互いの気持ちを確認してからまだ二週間しか経っていない。
結婚を考えるのはいくらなんでも早すぎるのではないかと考えていると、宗ちゃんがジュエリーケースの蓋を閉めてテーブルの上に置いた。
「実はあかりちゃんに提案があるんだ」
宗ちゃんが真剣な面持ちで背筋を伸ばす。
「今住んでいる家だけど老朽化も進んでいるし、この機会に建て替えて三人で暮らすのはどうだろう。そうすれば、ひまりちゃんも転校しなくて済むだろ?」
宗ちゃんは以前、ウチの近所にご両親と住んでいたけれど、今は建築事務所近くのマンションでひとり暮らしをしている。
ひまりと一緒に何度かマンションを訪ねたことがあるけれど、室内に内階段があるメゾネットタイプのモダンな部屋は、ひとりで住むにはもったいないほど広かった。
「あかりちゃん。俺と結婚してください」
プロポーズの言葉とともに彼が蓋を開けると、ジュエリーボックスの中で大粒のダイヤモンドをあしらった指輪がリビングの照明の光を受けてキラリと輝く。
私たちは、お互いの気持ちを確認してからまだ二週間しか経っていない。
結婚を考えるのはいくらなんでも早すぎるのではないかと考えていると、宗ちゃんがジュエリーケースの蓋を閉めてテーブルの上に置いた。
「実はあかりちゃんに提案があるんだ」
宗ちゃんが真剣な面持ちで背筋を伸ばす。
「今住んでいる家だけど老朽化も進んでいるし、この機会に建て替えて三人で暮らすのはどうだろう。そうすれば、ひまりちゃんも転校しなくて済むだろ?」
宗ちゃんは以前、ウチの近所にご両親と住んでいたけれど、今は建築事務所近くのマンションでひとり暮らしをしている。
ひまりと一緒に何度かマンションを訪ねたことがあるけれど、室内に内階段があるメゾネットタイプのモダンな部屋は、ひとりで住むにはもったいないほど広かった。