イケオジ紳士は年の離れた彼女を一途に愛し抜く
「明日、お姉ちゃんの仕事が終わったら、チョコを渡しに宗ちゃんの事務所まで行こうよ」
ひまりが屈託のない笑顔を私に向ける。
お世話になっているお礼として、宗ちゃんには毎年必ずチョコをプレゼントしている。でも今年はどんな顔して渡せばいいかわからないし、プロポーズを断った相手にチョコをもらっても困るだろう。
「今年は渡さなくていいかなって思っているんだ」
「えっ? どうして?」
「この前、仕事が忙しいって言っていたし邪魔をしたら悪いでしょ」
もっともらしい言い訳をしてみたものの、ひまりは納得できないようだ。
「お姉ちゃんと宗ちゃんって付き合っているんでしょ?」
「えっ?」
「だってクリスマスに宗ちゃんと横浜に泊まっていたじゃない」
ひまりが不満げに唇を尖らせる。
前の日と同じオシャレな格好で、宗ちゃんとふたりで熱を出したひまりを迎えに行けば、ひと晩一緒にいましたと言っているようなものだ。
ひまりが屈託のない笑顔を私に向ける。
お世話になっているお礼として、宗ちゃんには毎年必ずチョコをプレゼントしている。でも今年はどんな顔して渡せばいいかわからないし、プロポーズを断った相手にチョコをもらっても困るだろう。
「今年は渡さなくていいかなって思っているんだ」
「えっ? どうして?」
「この前、仕事が忙しいって言っていたし邪魔をしたら悪いでしょ」
もっともらしい言い訳をしてみたものの、ひまりは納得できないようだ。
「お姉ちゃんと宗ちゃんって付き合っているんでしょ?」
「えっ?」
「だってクリスマスに宗ちゃんと横浜に泊まっていたじゃない」
ひまりが不満げに唇を尖らせる。
前の日と同じオシャレな格好で、宗ちゃんとふたりで熱を出したひまりを迎えに行けば、ひと晩一緒にいましたと言っているようなものだ。