イケオジ紳士は年の離れた彼女を一途に愛し抜く
「落ち着いた?」
「うん、もう大丈夫」
宗ちゃんの優しさに甘えて思い切り泣いたら、塞いでいた気持ちが嘘のように晴れた。
どんなときも私の心に寄り添ってくれる宗ちゃんには、感謝の気持ちでいっぱいだ。
「今日、由香ちゃんに、あかりちゃんとひまりちゃんを幸せにするって報告したから」
「そ、そうなんだ。ありがとう」
宗ちゃんが言う『由香ちゃん』とは母親の名前だ。
身内のいない私たち姉妹を、なにかと気にかけてくれるのはありがたいけれど、幸せにすると言われてもいまいちピンとこない。
つかみどころがない言葉に戸惑っていると、宗ちゃんが背筋を伸ばした。
「あかりちゃん。好きだよ」
飾りけのないストレートな言葉を聞き、心臓がドキドキと大きな音を立て始める。でも、宗ちゃんは今も母親を忘れられずにいるはず。
告白が本気なのかわからないまま、引き続き宗ちゃんの話に耳を傾ける。
「法事の帰りに告白するなんて不謹慎かと思ったけど、一周忌が終わって喪が明けたし、そろそろ俺の気持ちを知っておいてほしかったんだ」
「うん、もう大丈夫」
宗ちゃんの優しさに甘えて思い切り泣いたら、塞いでいた気持ちが嘘のように晴れた。
どんなときも私の心に寄り添ってくれる宗ちゃんには、感謝の気持ちでいっぱいだ。
「今日、由香ちゃんに、あかりちゃんとひまりちゃんを幸せにするって報告したから」
「そ、そうなんだ。ありがとう」
宗ちゃんが言う『由香ちゃん』とは母親の名前だ。
身内のいない私たち姉妹を、なにかと気にかけてくれるのはありがたいけれど、幸せにすると言われてもいまいちピンとこない。
つかみどころがない言葉に戸惑っていると、宗ちゃんが背筋を伸ばした。
「あかりちゃん。好きだよ」
飾りけのないストレートな言葉を聞き、心臓がドキドキと大きな音を立て始める。でも、宗ちゃんは今も母親を忘れられずにいるはず。
告白が本気なのかわからないまま、引き続き宗ちゃんの話に耳を傾ける。
「法事の帰りに告白するなんて不謹慎かと思ったけど、一周忌が終わって喪が明けたし、そろそろ俺の気持ちを知っておいてほしかったんだ」