色褪せて、着色して。~悪役令嬢、再生物語~Ⅱ
手紙
手紙が送られてきたのは、太陽様の看病をしてから2日後のことだった。
「ん? 何コレ」
テーブルの上に置かれた白い封筒を手に取る。
ミミズが張ったような文字が書かれてあるので、誰かの悪戯かと思い顔をしかめる。
「太陽様からのお手紙です」
「…きったない字」
ペーパーナイフで開封して2つ折りになっている便箋を開くと、看病をしてくれたことの感謝とそのお礼に食事でもどうですか? という内容がさっくりと書いてある。
「……」
無言で手紙を読んだ後、便箋をぽいっとテーブルに投げる。
これ以上、あの家に深く関わらないほうがいい。
面倒臭い・・・
その時、返事を書くわけでもなく、すぐに対面して返事をしなかった。
それが、後々大問題になるだなんて。
…思ってもいなかった。
「ん? 何コレ」
テーブルの上に置かれた白い封筒を手に取る。
ミミズが張ったような文字が書かれてあるので、誰かの悪戯かと思い顔をしかめる。
「太陽様からのお手紙です」
「…きったない字」
ペーパーナイフで開封して2つ折りになっている便箋を開くと、看病をしてくれたことの感謝とそのお礼に食事でもどうですか? という内容がさっくりと書いてある。
「……」
無言で手紙を読んだ後、便箋をぽいっとテーブルに投げる。
これ以上、あの家に深く関わらないほうがいい。
面倒臭い・・・
その時、返事を書くわけでもなく、すぐに対面して返事をしなかった。
それが、後々大問題になるだなんて。
…思ってもいなかった。