色褪せて、着色して。~悪役令嬢、再生物語~Ⅱ
童話に出てくるようなお城が目の前に建っている。
自分の国にもお城はあるけれど、近づくことすら許されない。
縁のない場所だと思っていた。
いきなり目の前に城がどーんっって…
「さ、話は中でしましょう」
「城に入るんですか?」
ジャックさんは顔パスで何人もの護衛が「どうぞ」と言って通してくれる。
私、絶対に場違いだよね…。
赤い絨毯は一体どこまで続いているのか。
同じところを何度も歩いているように感じる。
一人だったら絶対に迷子になるだろう。
迷うことなくジャックさんは、一つの部屋の前に立ち止まって。
ノックをする。
「失礼します」
ジャックさんに続いて「失礼します」と言って中に入ると。
ソファーに騎士団の男が座っている。
「お久しぶりですね、アリアさん」
忘れるはずもない緑目の男に「あー」と思わず指をさしてしまった。
自分の国にもお城はあるけれど、近づくことすら許されない。
縁のない場所だと思っていた。
いきなり目の前に城がどーんっって…
「さ、話は中でしましょう」
「城に入るんですか?」
ジャックさんは顔パスで何人もの護衛が「どうぞ」と言って通してくれる。
私、絶対に場違いだよね…。
赤い絨毯は一体どこまで続いているのか。
同じところを何度も歩いているように感じる。
一人だったら絶対に迷子になるだろう。
迷うことなくジャックさんは、一つの部屋の前に立ち止まって。
ノックをする。
「失礼します」
ジャックさんに続いて「失礼します」と言って中に入ると。
ソファーに騎士団の男が座っている。
「お久しぶりですね、アリアさん」
忘れるはずもない緑目の男に「あー」と思わず指をさしてしまった。